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小倉で「超小型モビリティ」カーシェアリング 横浜に次ぎ国内2カ所目

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 NPO法人「タウンモービルネットワーク北九州」(北九州市小倉北区浅野2、TEL 093-531-2200)は7月1日から、電気自動車の「日産ニューモビリティコンセプト」のカーシェアリングを始めた。

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 日産から借り受けた同型車4台を保有し、門司港エリアと小倉北エリアでそれぞれ2台ずつ稼働。同車のカーシェアリングは国内では横浜市と北九州市だけで展開され、「通行客が物珍しさに話し掛けてくる。関心が高いようだ」と理事長の植木和弘さん。

 同NPOは2003年の設立以来、まちなかの放置自転車への取り組みとして駐輪場を設置したり、市と共同でカーシェアリング特区の申請をしたりと、「自動車に過度に依存しない未来づくりのため、次世代モビリティの提案」をコンセプトに活動している。

 同車には現在、軽自動車の黄色いナンバーが付けられているが、一般公道で走行できるのは北九州市内のみで、高速道路や自動車専用道路も「交通の流れに乗る性能が不足しているため走行できない」という。約100キロメートルの航続距離があり、「市内での買い物やちょっとした移動に向く」。試乗した40代男性は「ゴルフ場のカートをまちなかで乗っているような感覚。特異なデザインもあって視線をすごく感じた」と注目度の高さを話した。

 「走っている軽自動車の約半数は一人しか乗っていないという報告があり、近い将来こうした『超小型モビリティ』が一般に広まると考えている。その時のための試乗体験をいち早く提供している」と植木さん。

 料金は30分324円。別途NPOへの入会金3,240円が必要。貸出時間は10時~17時30分。

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