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小倉の老舗日本茶店に「にしんそば」 茶そば使い「お茶屋らしさ」出す

にしんそばは「魚町店」と「京町店」で提供している。

にしんそばは「魚町店」と「京町店」で提供している。

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 小倉・魚町の日本茶専門店「辻利茶舗」(北九州市小倉北区魚町1・3)が12月から、宇治抹茶を使用した「にしんそば」の提供を始めた。

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 今年5月ごろまで「おにぎりセット」を提供していた同店、設備の都合で休止していた所、来店客からランチメニュー復活を望む声が多く寄せられた。社長の辻史郎さんは「どうせなら、もっとお茶屋らしいもので、かつ小倉ではなかなか見かけないもの」として、にしんそばの提供を思いついたという。

 北海道や京都でよく食べられているにしんそばは、かけそばに甘露煮「身欠きにしん」をトッピングしたものが一般的だが、「自社も京都が発祥で、京都らしい味付けとして、そばは『宇治抹茶』を使った茶そば」という。

 「にしんそば」(650円)は、「茶殻専用ポン酢」で味付けした「お茶のおひたし」、抹茶やほうじ茶を日替わりで提供する「本日のお茶」とのセット。「京都の茶文化を盛り込んだランチ」と辻さん。お茶やスイーツだけでなく「食事も楽しめる店のイメージも構築していきたい」とも。

 同店は、約20年前から抹茶を使ったソフトクリームや「抹茶ラテ」なども提供し、カフェへの業態転換を図ってきた。昨年からシュークリームやロールケーキなどスイーツも販売している。

 営業時間は10時~20時(にしんそば提供時間は11時~18時30分)。

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