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小倉・旦過市場のスーパー「丸和」に旧ナビスコ製品コーナー 「これで終わり」

2階のレジそばに設けられた「旧ヤマザキナビスコ」製品コーナー

2階のレジそばに設けられた「旧ヤマザキナビスコ」製品コーナー

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 小倉・旦過市場のスーパーマーケット「丸和」小倉店(北九州市小倉北区魚町4)に、8月31日で製造を終了したヤマザキナビスコ製の菓子「リッツ」や「オレオ」の販売コーナーが開設され話題となっている。

8月6日から「24時間営業」が再開された

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 ヤマザキナビスコ親会社の「山崎製パン」(東京都千代田区)が今年2月、「『ナビスコ』ブランドのライセンス契約を8月31日で終了する」と発表したことで、ネットを中心に「(CMキャラクターの)沢口靖子さんは何でパーティーするのか」などと話題になっていた。同社は9月1日から社名を「ヤマザキビスケット」(新宿区)に変更し、形態や味を引き継ぐ「ルバン」名で新製品を製造販売している。

 9月以降は日本では同ブランドの権利を持つ「モンデリーズ・ジャパン」(品川区)が販売を継続し、新「リッツ」や新「オレオ」が店頭に並び始めた。同店でも通常棚に新商品が並んでいるが、2階菓子コーナーのスタッフによると「旧製品を求める客の声は多く、商品はそれぞれ100ケース以上発注し、特設コーナーを設けた。売れ行きは好調。残りわずかで、今ここにある店頭在庫で最後」といい、来店客の注目の高さがうかがえる。

 同スーパーは、福岡県北部と山口県西部で展開している1947(昭和22)年創業の地元老舗スーパー。同店は1979(昭和54)年から24時間営業を始め、「日本で最初の24時間営業スーパー」として知られている。2011年、広島県を中心に展開する「ユアーズ」(広島市)に吸収合併され、2015年にはユアーズが「イズミ」(同)の連結子会社化されたが、丸和ブランドを残したままグループ内で営業を続けている。今年に入り「経営合理化のため」24時間営業をいったん取り止めたが、8月6日から再開した。

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