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小倉の寺院で「パン」イベント 16世紀創建の古刹で

副住職の黒田摂さん

副住職の黒田摂さん

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 市内外の人気パン店25店が集まる「おてらパンパク」が4月21日、小倉の古刹(こさつ)「西蓮寺(さいれんじ)」(北九州市小倉北区三萩野2、TEL 093-921-4576)で行われる。

釈迦(しゃか)の誕生日と言われる4月8日には、本堂で「カレーと落語会」のイベントも行った。

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 副住職の黒田摂さんが「地域に開かれたお寺として、門徒さまたちと一緒に活動したい」と昨年11月マーケットイベント「お寺マルシェ」を初開催し、「1000人以上の来場者があり、大変にぎわった」という。西蓮寺は創建1591年という古刹で、1600年代には「キリシタン禁止令」による踏み絵が行われたなどの歴史を持つ。

 「前回の開催ではパンの売れ行きが良く、お客さまにも評判だった。もともと自分がパン好きなこともあり、さらに人が集まりやすいように」と、出店者をパン店に絞って2回目を企画した。「門徒さまから好みのパン店を聞き取り調査し、それぞれの店に直接交渉して出店者を募った」という。

 黒田さんは「年に2回、こうして門徒さまや周辺の方々と協力してイベントを行うことで、結束力も高まっている。寺のイメージを変えていきたい」と期待を込める。

 開催時間は10時~14時。入場無料。

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