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自然食食堂「小倉家」 ハーバルセラピストが起業

「まるで日本昔ばなしのよう」と客に言われるご飯の大盛りは「無料」(ランチ時)という

「まるで日本昔ばなしのよう」と客に言われるご飯の大盛りは「無料」(ランチ時)という

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 「晩酌食堂 小倉家」(北九州市小倉北区真鶴2)が4月、「九州歯科大学」そばの国道3号線沿いにオープンした。

「満腹ダブルかしわ定食」(1,058円)

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 食育アドバイザーやハーバルセラピストなどの資格を持つ店主の杉原美保さんが、「働き盛りのサラリーマンがリタイア後も楽しい人生を送れるような体づくりのために日々の食事でできること」をテーマとし、自然農法の素材や添加物の入っていない調味料、調理法にこだわったメニューを提供している。店舗面積は14坪、席数は42席。

 メニューの多くは、しょうゆ・砂糖・みりんがベースの和食。ランチメニューは、「満腹ダブルかしわ定食」(1,058円)や「唐揚げ定食」「手仕込みチキンカツ定食」「ピリ辛ナス味噌(みそ)定食」「とろ塩サバ定食」(以上734円)、「昭和カレー」(702円)、「特製豚の角煮丼」(756円)などを用意する。

 夜は、「宮崎県出身の祖母から伝授されたレシピに、こしょうなどのスパイスやハーブが効いた独特の風味をアレンジした」という「かしわすき」(1人前918円)を主力メニューに、つなぎに小麦粉やパン粉を使わず、穀物繊維が多いおからを使っている「手ごねメンチカツ」(680円)などの手料理を用意する。アルコールは有機農法によるサツマイモや米こうじで製造された鹿児島県産焼酎「丹田」(648円)などを薦める。

 杉原さんは2010年から、メディカルハーブやアロマセラピーの教室「ディアナチュラル」を主宰し、アレルギーなどを訴える受講者に自然食による克服法を指導してきた。「昨年、友人のスタートアップキッチンを利用して約1カ月間手料理を提供したところ、それまで『教えて』伝えてきたことが『食べさせて』伝えられることに気付いた。自ら飲食店を始めるきっかけとなった」と振り返る。「今後は料理教室も開催したい」と意気込む。

 営業時間は11時~14時、17時~23時。日曜定休。

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