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「門司港レトロビール ヴァイツェン」が最優秀賞 全国109銘柄から

峯松幸之助さん

峯松幸之助さん

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 「門司港レトロビール」(北九州市門司区東港町)の醸造する地ビール「ヴァイツェン」が今月10日、「JBA全国地ビール品質審査会2021」で最優秀賞を受賞した。

2回連続の最優秀賞に伴いラベルデザインも一新した「門司港レトロビール ヴァイツェン」

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 国内46社109銘柄の応募の中から、微生物検査や発酵度などを測る「成分分析」と、国税局鑑定官やジャーナリストなど、12人の専門家が銘柄を隠して香りや味覚を評価する「官能評価」を経て受賞した。コロナ禍により昨年は中止となったが、2019年に続く2回連続の快挙となった。

 同社の醸造部長・峯松幸之助さんは「一般的な『ヴァイツェン』の小麦麦芽比率は50%程度だが、(同社は)60%程度に高めている。フルーティーな香りとまろやかな酸味を併せ持ち、芳醇(ほうじゅん)で優しい口当たりとなっている。ビール酵母を少し残した状態で瓶詰め(たる詰め)するので、味の複雑さが増す」と特徴を話す。

 「限定品の生産に積極的な地ビール工房は多いが、自社では定番ビールの品質向上と安定に注力するため、限定品の生産をあまり行っていない。生きているといわれるビール酵母の状態や、工場管理に注意を払うことが受賞につながったのでは」とも。

 価格は550円(330ミリリットル)。市内酒販店や同社直営のレストラン「門司港地ビール工房」(小倉北区米町1)、「井筒屋小倉店」(船場町)で購入できる。

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