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「はやぶさ」帰還カプセル、北九州市立いのちのたび博物館で公開へ

7年間、約3億キロの宇宙を旅してきた「はやぶさ」。(c)JAXA

7年間、約3億キロの宇宙を旅してきた「はやぶさ」。(c)JAXA

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 北九州市立いのちのたび博物館(北九州市八幡東区東田2、TEL 093-681-1011)で12月22日~25日、「小惑星探査機『はやぶさ』帰還カプセル」特別公開が開催される。

帰還カプセルの心臓部「搭載電子機器部」。パラシュートを開かせたり、位置を知らせる電波を発信した。

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 はやぶさは、2003年5月9日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げ、イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年9月に小惑星「イトカワ」へ到着した。その後のトラブルにより地球への帰還を3年延長することになったが、昨年6月13日、カプセルははやぶさから切り離され、オーストラリアに着陸。はやぶさの本体は大気中で燃えた。カプセル内からはイトカワの岩石質微粒子などが回収された。

 今回の展示では、はやぶさのパーツのうち「パラシュート」「インスツルメントモジュール」「搭載電子機器部」「前面ヒートシールド(レプリカ)」「背面ヒートシールド」を展示し、実際に7年間、3億キロ、「宇宙を旅してきた」ものを公開する。

 「前面ヒートシールド」はJAXAが現在も解析を続けているため、レプリカを展示。他に実物大の「帰還カプセル断面模型」「小惑星いとかわ模型(1/1000スケール)」や、九州工業大学で行われたはやぶさの太陽電池や帰還カプセルの試験機材なども展示する

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。観覧無料。

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