小倉の「魚町銀天街」（北九州市小倉北区魚町1～3丁目）で12月15日から「新しい魚町商店街案内WEBサービス」実証実験が行われる。九州工業大学、ヒューマンメディア財団、同銀天街と市による産官学共同プロジェクト。

告知のフライヤー

　スマートフォンアプリ「魚町銀天ガイド」を用意し、「専属秘書」と呼ばれるナビゲーターが位置情報を基に好みの店舗情報を表示する。利用者は店舗への「チェックイン」機能や評価の書き込みなどで「魚町銀天街共通ポイント『UOCA』」が得られる仕組み。参加店舗は約30店。

　アプリの開発は主に九州工業大学の学生らが行い、同実証実験は学生らの「リーダーシップや協調性、プロジェクトの遂行力などを養う」目的もあるという。「こうした情報通信技術を市街地で活用する取り組みは、有益なサービスを提供できる人材づくりにもつながる」と同財団担当者。

　対応機種は、iPhone、Android携帯のほか、タブレット端末など。

　15日・16日は銀天街内特設会場で学生らによる「アプリ操作説明」（11時～16時）も行われる。実験は2013年1月20日まで。