門司港で「海峡演劇祭」楽日-若林美保さん「トニー谷」の半生描く

ストリッパーとして「A級小倉」劇場ほか、各地を渡り歩く若林美保さん

ストリッパーとして「A級小倉」劇場ほか、各地を渡り歩く若林美保さん

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 門司港の「海峡ドラマシップ」(北九州市門司区西海岸1)で12月7日・8日、「海峡演劇祭2013」の大トリ公演として、マルチパフォーマーとして活動する若林美保さんプロデュースによる「贋作(がんさく)・トニー谷」が上演される。

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 伝説のストリッパーの半生を演じた「贋作・一条さゆり」を演じた昨年に続く2回目。そろばん片手に「あなたのお名前なんてえの?」で昭和時代に一世を風靡(ふうび)したトニー谷の半生を、映画監督・秋山豊さんがつづるオリジナルストーリー。トニー谷役には、テレビドラマ「アンフェア」などに出演する清田正浩さん。若林さんは、ストリップ劇場「A級小倉」(小倉北区京町2)などに出演する現役ストリッパーで、自らプロデュースする「だらく舘」名義で上演する。

 同演劇祭の今年のテーマは「憤り」。トニー谷は「超がつくほどの人気者の反面、平気で人をばかにした芸風は徹底的に嫌われてもいた。一人息子が誘拐され、素顔をさらけ出した彼をマスコミは一斉にたたき、奈落へつき落とす。彼は何に憤り、それでもなお嫌われる芸風を続けたのか」という内容を、清田さんの一人芝居で描くという。

 「秋山さんは、成功や失敗の裏側で大いに苦しんだ人々を、愛情を持って見つめ描いた脚本を多くリリースしている。昨年好評だった『一条さゆり』に続き、今年も期待している」と演劇祭実行委員の谷瀬未紀さん。

 開演時間は16時30分(開場は20分前、上演時間は約60分)。観覧料は3,000円(予約は2,500円)。チケット予約はメール(darakukan@hotmail.co.jp)で。

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