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北九州空港に苅田町観光看板-地元イラストレーター、神話描く

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 北九州空港(北九州市小倉南区空港北町)に3月26日、苅田町在住のイラストレーター・しいたけさんが同町の伝説「豊玉姫」を描いた電照看板が設置された。

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 看板サイズは縦約1メートル・横2メートルで、豊玉姫の伝説が残る「神ノ島(こうのしま)」を舞台に描いた前作に続く第2弾。豊玉姫が龍から人の姿に変えた「青龍窟」、等覚寺(とかくじ)地区の伝統行事「松会(まつえ)」や棚田を背景に描いた。

 パリで毎年開催される「ジャパンエキスポ」出展やフランスでの絵本出版、パズルイラストの制作、イラスト投稿サイト「pixiv(ピクシブ)」を通じての販売など、多方面で活動するしいたけさん。「中学生以降長らく住むこの町の地域振興につながれば」と話す。

 豊玉姫は、「古事記」に書かれた「海幸彦山幸彦」に登場する海神「大綿津見神(おおわたつみのかみ)」の娘で、夫である「彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)」と共に「宇原(うばる)神社」(馬場)に祭られるなど、多くの伝説が残っている。町では、以前から豊玉姫伝説を用いた観光振興やにぎわいづくりに取り組み、「地元で活動しながら海外などで評価の高いしいたけさんに依頼した」と同町の地域振興課担当者。

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