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小倉に共同オフィス「リオ」-クリエーターらの「つながり」広げる

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 小倉・京町の「ちゅうぎん通り」に8月10日、クリエーターらの共同オフィス「LIO(リオ)」(北九州市小倉北区京町1)が開業した。同オフィス内の「タムタムデザイン一級建築士事務所」が運営する。

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 約26坪のスペースを3坪~5坪の4室に間仕切りし、グラフィックデザイナーやインテリアデザイナーと建築士3者が同居。残り1室を「情報発信力のあるクリエーターに入居してもらいたい」(代表の田村さん)と募集している。

 2011年に開業したクリエーター向けインキュベート施設「メルカート三番街」(魚町3)を今年5月「卒業」した田村さん。「以前から、他業種のクリエーターらと近い距離感で仕事を進めたいと感じていた」と言い、共同オフィスの構想は数年前から温めてきた。

 田村さんは、同施設を「シェアオフィスではなく、つながりを広げるための『リンクドオフィス』」と紹介する。スタートアップやノマドワーカー向けのシェアオフィスではなく、「より高い仕事のクオリティーを求める人同士のつながり(リンク)を大切にする意味を込めた」と言い、入居するクリエーターだけでなく外部との連携も視野に入れる。「シェアオフィスという言葉が辞書に載るほど一般的になった。『リンクドオフィス』という概念も根付かせたい」と期待を込める。

 「設計事務所の仕事はスピード感やパートナーとの密接な関係が仕事のクオリティーに直結し、社会への影響力も大きい」と話す田村さん。現在は、飲食店や美容室、住宅の改修、築80年の長屋を改修した商業施設「風呂乃井」(門司区柳町3)の運営など、リノベーションを中心とした設計業務に取り組んでいる。

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