「劇団☆新感線」13年ぶりの北九州公演 「ちゃきちゃきの江戸っ子純情」描く

会場の笑いを取って和ませた古田新太さん(右)と演出家のいのうえひでのりさん

会場の笑いを取って和ませた古田新太さん(右)と演出家のいのうえひでのりさん

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 北九州芸術劇場(北九州市小倉北区室町1)で1月18日、5月に行われる「劇団☆新感線」の「いのうえ歌舞伎《黒》BLACK 乱鶯(みだれうぐいす)」の制作記者会見が行われた。

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 会見には、同劇団の看板俳優・古田新太さんと演出家のいのうえひでのりさんが登壇し、「(同劇団による)13年ぶりの北九州公演」「江戸中期を舞台とした本格的な時代劇」「当時の市民のリアルな生活や心情を物語る内容」などと説明した。共演者には、稲森いずみさん、大東駿介さん、清水くるみさん、大谷亮介さんらが名を連ねている。

 同劇場で「来館者から寄せられる『来てほしい劇団』のアンケートで常に上位」という劇団だが、いのうえさんによると「いのうえ歌舞伎を地方に持ってくることは、100人を超える大世帯のため、出演者のスケジュール調整や採算面でとても難しい」といい、東京・大阪以外では北九州公演のみ。「衣装やセットを含めて本格的な時代劇になる」とも。

 古田さんは、芝居全体の印象を「ちゃきちゃきの江戸っ子の純情を描くせりふの多いせりふ劇。説明しては戦い、説明しては戦いの繰り返しだが、なるべくせりふを削っていただきたい」と演出家への要望を交え、記者らの笑いを誘って会場を和ませた。

 公演は5月8日~16日。チケット発売は2月27日。観覧料は、S席=1万3,000円、A席=9,000円、ユース席(24歳以下)=3,500円、高校生=1,200円。

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