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小倉城舞台に「イングレス城マリー」 熊本城復興支援も

ときおり小雨が降る悪天候の中、約50人のプレーヤーが楽しんだ。ゲーム結果は「エンライテンド(緑色)側が勝利した」という

ときおり小雨が降る悪天候の中、約50人のプレーヤーが楽しんだ。ゲーム結果は「エンライテンド(緑色)側が勝利した」という

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 小倉城(北九州市小倉北区城内2)で6月4日、位置情報機能を使ったゲームアプリ「Ingress(イングレス)」を使った陣取りゲーム「城マリー」が開催され、市内外から集まった約50人がプレーを楽しんだ。

両陣営とも、ゲーム開始前に綿密な作戦を練った

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 イングレスは米グーグル社のスタートアップ事業で2013年にサービスを始め、現在同社から独立した「Niantic Labs(ナイアンティックラボ)」が運営しているスマートフォン向けの陣取りゲームアプリ。プレーヤーは「青」「緑」のいずれかのチームに分かれ、町中にある施設や史跡などにひも付けされた「ポータル」を巡りながら陣地を広げる。

 今回のイベントでは、「天守閣」ポータルの奪い合いや、決められた範囲内のポータル19カ所を、相手の邪魔をしながら強度を高めたり奪い合ったりするルールを定めた。参加者からは「熊本城災害復旧支援金」を募った。

 同社が公認して対戦が行われる「アノマリー」に対して、各地のプレーヤーが独自に対戦イベントを行うことを「…マリー」といい、今年4月に愛知県のプレーヤーが中心になって行った「岩崎城」を皮切りに、各地の「お城」を拠点として行う「城マリー」が開催されるようになった。九州では「初開催」という。

 市内から参加した30代の主婦は「子連れで散歩をするときに、いつもと違った道を歩きたかったり、行動範囲が固まってしまったりするのを避けるために、約2年前に始めた。自分の住む町をもっと知る良いきっかけになった。歩く距離が数倍になったので、ダイエットにもつながった」と笑顔で話した。

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