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小倉・旦過市場「大學堂」でニホンミツバチの蜂蜜 3種1000個販売

大學堂を拠点に活動する「放課後みつばち倶楽部」のメンバーが販売する

大學堂を拠点に活動する「放課後みつばち倶楽部」のメンバーが販売する

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 小倉・旦過市場の「大學堂」(北九州市小倉北区魚町4)で12月1日、ニホンミツバチで採取した蜂蜜の販売が始まった。

「轟(ととろ)」(大分県)、「高千穂」(宮崎県)、「霧島」(同)の3種類

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 北九州市立大学の学生らで運営する同施設。主宰する同大学の竹川大介教授によると、「もともとニホンミツバチの生態研究のために始めたもので、蜂蜜の採取は副産物。各地の養蜂家の協力を得て販売にこぎ着けた」といい、「轟(ととろ)」(大分県)、「高千穂」(宮崎県)、「霧島」(同)の3カ所で取れた蜂蜜約1000個を用意した。3種類は、味や香り、粘度に違いがあり「水あめなどを混ぜていない自然そのままの味」という。

 一般に販売されているセイヨウミツバチによって採取された蜂蜜との違いを、「セイヨウミツバチは家畜として飼育され、蜂蜜を効率よく採取する仕組みができあがっているが、ニホンミツバチは生態がまだ解明されておらず、野生と飼育を行き来したり、巣箱のメンテナンスも難しかったりと、(セイヨウミツバチに比べて)3分の1程度しか収穫できない」と竹川さん。

 昨年12月から今年5月にかけて流行した病気や寒さの影響で、大学内に設置した巣箱のニホンミツバチは全滅した。「来年は巣箱にミツバチを戻し、北九州の花から採取したニホンミツバチの蜂蜜を販売したい」と期待を込める。価格は1個=850円。

 営業時間は10時~17時。水曜・日曜・祝日定休。

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