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「ロバート」秋山さん父のハンバーグ店閉店 海賊船「廃船」理由に

サングラスがトレードマークの「ロバート」秋山さん父・秋山幸重さん

サングラスがトレードマークの「ロバート」秋山さん父・秋山幸重さん

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 門司港の船だまりに浮かぶ船上レストラン「ファンキータイガー」(北九州市門司区港町)が、9月30日で閉店する。

【関連画像】「門司港レトロ」のシンボルにもなっている「ファンキータイガー」海賊船

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 お笑いグループ「ロバート」の秋山竜次さんの父・秋山幸重さんが、2014年5月に開業した同店。約130フィート、定員158人の遊覧船を借り受け、「レトロに浮かぶ海賊船」をイメージして秋山さん自らスタッフと共に改修した。

 秋山さんは、「20代を東映の大部屋俳優」として過ごし、30代になって「いつまでも脇役ではつまらないと一念発起し、新しい事業を模索するため」にアメリカを放浪した。農機具の輸出入事業、サイパンでのリムジンサービスやマリンスポーツサービスなどを経て帰国し、ビンテージ雑貨やアメリカ車などの輸入事業を手掛けた。

 秋山さん自身が、「北米やサイパンなどの生活経験で得たレシピを元に、和牛にこだわった」ハンバーグ料理を提供していることや、「ロバート」人気とともにテレビ取材が相次いだことで、「今年のゴールデンウイークは9000人以上の来店客があった」というほどの人気店となった。5年間の累計は30万人を超えるという。

 「本来なら海上を元気に動かしてこその船だが、港湾の事情などで、停泊期間が長すぎた。動かない船は老朽化が進みやすい」と、閉店とともに廃船が決まった同船を見つめた。「俺が老朽化したわけではない。人生は旅芝居。いいことも悪いこともあるが、人生の終着駅まで、ファンキーなライフスタルで走り続ける」と熱く語る。

 「移転先は海賊船の近くに決まった。近日中に発表する。まだまだ門司港観光の役に立ちたい。陸に上がっても海賊への応援をよろしくお願いします」とも。

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