北九州市の広報誌「雲のうえ」の1号~5号をまとめたムック「雲のうえ 一号から五号」(西日本新聞社)が2月10日、発売される。
同誌の1号から5号までの特集はそれぞれ、「角打ち(酒場)」「市場」「工場(しごと)」「島」「まちの食堂」で、「いずれも人気が高く、発行後すぐに配布終了した」と市担当者の平上(ひらかみ)さん。
同誌は2006年、「北九州市の魅力を市内外に発信し、にぎわいを創出すること」を目的に創刊。「夜のまち」「映画」「公営ギャンブル」「ラーメン」「方言」なども特集で取り上げ、全17号を通じて市井の人々のたくましさや笑い、日常の風景を切り取ってきた。独特の筆致や飾らない写真など、それまで行政が取り組んだ広報誌とは一線を画す内容に「全国の広報誌に影響を与えた」と評判も高い。
在庫のあるバックナンバーは市のホームページから申し込むことができるが、多くは「絶版」となっており、「読者からも再発行の希望が多く寄せられていた」と平上さん。5号分を合本するにあたり、「無くなってしまった店舗情報などは修正したが、基本的にそのままの情報を掲載した。広告面などは市の情報に差し替えた」とも
体裁はB5版。価格は1,365円。アマゾンで予約を受け付けている。