小倉・馬借のステーキ・すき焼き専門店「御肉 平川」(北九州市小倉北区馬借2、TEL 093-533-2063)が9月からカレーの提供を始め、「馬借がカレー激戦区に」と、近隣のサラリーマンらの間で話題となっている。
店舗面積は約15坪、席数は20席。今年4月までダイニングバー「ガリヤ」(鍛冶町1)を経営していた平川靖之さんが、移転とともに「前の店でも評判だったステーキやすき焼きメニューを充実させて業態転換」した。カレーは「肉の下処理をするときに必ず出る端切れなどでうま味を出す。野菜もオリーブオイルで炒めて4時間程度煮込む」といい、「昼間の営業をすることで、不規則になりがちな夜中心の生活を改めたい」という理由も。
近隣には同店のほかに、大手カレーチェーン店や「きれんじ家」「ろぷろぷ」(馬借1)、「旦過カレーセンター」「ルリズキッチン」(魚町)など数百メートルの範囲内にカレー提供店が軒を連ねている。フェイスブックなどを通じて同店の昼営業を聞きつけたサラリーマンらの書き込み「ステーキ専門店のカレーが激うま。馬借がカレー激戦区」が話題になっている。「カレーが売り切れることもある。本来は、肉を提供する店なので、カレーばかり注目されても材料の調達に困る」と困惑気味の平川さん。
昼は「カレー」(500円)のみ提供。夜の主なメニューは「すき焼き」(1人前4,400円)、「バター焼き」(同4,500円)「モツ鍋」(2人前4,400円)などの肉メニューのほか、「自家製ベーコンで作るカルボナーラ」「稲庭ざるうどん」(以上900円)、「あさりカボスラーメン」「石焼ゴロゴロカレー」(以上800円)、「いわし一夜干し」(600円)、「甘鯛」(大1,800円、小1,200円)など。
営業時間は12時~13時30分、18時~23時。第2・第4日曜定休。