コンサルティング会社「SAKU(サーク)」(北九州市小倉北区京町2)が5月、ショートパスタを使った焼き菓子「ポンキュッポン」の販売を始めた。
女性の起業や農業の6次産業化支援を中心に手掛ける同社。同商品は、米や豆などを回転式の筒形圧力釜に入れ、数分間加熱したあと減圧(ふたを開放)すると、爆発音とともに勢いよく飛び出し、備え付けのかごにあふれる「ポン菓子」の一種。
北九州市民の間では「ポン菓子機」製造は戸畑区にある「タチバナ機工」(中原東3)が発祥として知られている。
サーク社長の齊藤久美さんは「昨年から、新しい北九州名物について考えていたところ、ショートパスタのポン菓子を思いついた」と振り返る。「ノンフライで無添加、低カロリー、手作り」をキーワードに、30~40代の女性をターゲットにした商品を目指し、完成にこぎ着けた。
製造は、障害者就労支援をするNPO法人「ワーク和み」(八幡西区本城東)に委託するなど、社会貢献の要素も盛り込む。
ラインアップは、「黒こしょう」「キャラメル」「ダブルチーズ」「ホットスパイシー」「ビターココア」(以上、15グラム=350円)の5種類。「今後、門司港をイメージした焼きカレー味やバナナ味を追加していきたい」と齊藤さん。「パッケージの改良や旅行者の目に触れる機会を増やすことが課題」とも。
現在、「一丁目の元気」(京町1)、「タイガーミルク」(戸畑区中原東3)、「わたせせいぞうギャラリー」(門司区港町)で販売するほか、5月29日まで「アミュプラザ小倉」(浅野1)西館3階の特設会場で販売している。