北九州出身で元舞妓(まいこ)の竹森美佑さんが12月4日から、LINEスタンプ「Maiko Usagihan(まいこうさぎはん)」を販売している。
竹森さんは、中学卒業時に舞妓を志して京都へ行き、日本舞踊や京言葉、行儀作法などを学ぶ下積みを経て「舞妓デビュー」を果たした。「季節ごとの行事や習い事の毎日であっという間に過ぎた7年間」(竹森さん)を過ごし、今年8月、芸姑(げいこ)へとステップアップする段階で舞妓を「卒業」した。
現在は、子どもの頃からの夢であった「声優」への道を歩むための準備期間として、父が経営するIT企業の手伝いをしながら、趣味のイラストを生かしてLINEスタンプの販売を始めた。「(高校や大学へ通うという)普通の勉強をしていないので、特に何も資格は持っていない。声優の養成所に通うようになると、決まった収入を得られるわけではないので、『フォトショップ』や『イラストレーター』のなどパソコンの操作も身に付けられれば」と言う。
スタンプは、京言葉の「おおきに」や「ありがとうございます」などのメッセージとともに、竹森さんがデザインしたウサギの舞妓がおじぎをするかわいらしい仕上がりとなった。
「来年3月からは東京で舞妓以上の厳しい競争が始まるが、いずれ視聴者の心を揺さぶるような声優になりたい」と抱負を話す。
スタンプの料金は120円。