北九州市は2月7日、「小倉城天守閣広場でのお花見の場所取り及びバーベキューなどの火気使用等について」のルールを発表した。
発表によると、「小倉城の天守閣広場をはじめとした勝山公園では、火気使用は全面禁止」と、これまで容認してきたバーベキューを禁止し、「発見し次第、いかなる場合であれ撤収・退場をしていただきます」と強調している。市公園緑地課担当者は「昨年まで、『松の丸広場』など一部でバーベキュー可能としていたが、飲食ごみやコンロなどを放置する光景が目に余った。桜の木への影響もあるようだ」と背景を話す。
場所取りについても、「お花見の場所取りは、午前8時から」「ロープやひも、カラーコーン等での場所取りは禁止」「通路部分・トイレ周辺などでの場所取りを禁止」「天守閣広場の一部(花木園)は、通路部分以外は立ち入り禁止」(記者発表資料原文ママ)とルールを厳格化した。
小倉城周辺にある約300本のソメイヨシノは例年4月前半満開となり多くの花見客の来場が予想される。担当者は「近年は、桜を楽しみにしている海外からのインバウンド客も多い。市民も観光客も気持ちよく桜を楽しんでほしい」とも。
天守閣広場の「花見照明ぼんぼり」は3月22日~4月7日に設置予定。