今年1月までJR陣原駅前で営業していた「うどん満月」が4月27日、約4キロ離れたところでメニューを大幅に変え、「麺屋 満月」(北九州市八幡西区竹末2)としてオープンした。
店舗面積は約20坪。席数は、昼=25席、夜=32席。来店客の利用形態に合わせて昼と夜でレイアウトを変える。陣原駅前時代に培った製麺技術や素材の粉で中華風の麺を新たに開発したという岩下輝さんによると、昼は、豚骨や鶏ガラ、昆布、魚介、野菜のだしをベースに中華そば系のメニューを中心に提供。夜は居酒屋メニューも提供する。
自衛官だった岩下さんは、退官後、北部九州で展開するうどん専門店グループ「豊前裏打会」の本部「津田屋官兵衛」(小倉南区津田新町3)で修業を積み、2008(平成20)年に独立開業した。今回の移転理由は同駅前で入っていたビルの再開発による立ち退き。移転に合わせ、岩下さんは「各地にたくさんできた裏打会系の店同士が切磋琢磨する中で、同じようなメニューを出し続けるのではなく、新しいことにチャレンジしたい」と、メニューを大胆に変える業態転換に挑んだと話す。「立ち退きでは、1年以上かけて付近の空きテナントを探したが条件が合わず、同駅前の店を閉め3カ月以上のブランクが空いてしまった」とも。ようやくパン店だった空き店舗を見つけて開業にこぎ着けたという。
主なメニューは、中華そば「月光」(750円)、「満月」(1,100円)、「マーボ麺」(800円)、「和出汁(だし)の肉麺、そぼろ麺」(750円)、「釜あげ」(550円)、「釜玉」(600円)など。
営業時間は、11時~15時、18時~22時。水曜定休。