小倉・清水(きよみず)に10月21日、ベトナムカフェ「チャオカフェ」(北九州市小倉北区清水1、TEL 070-5279-2166)がオープンした。
店舗面積は28坪、席数は23席。揚げ春巻きやフォー、「カレイのみそ煮」などベトナムの代表的な料理や「チェー(ベトナム風あんみつ)」などのスイーツ、ベトナムコーヒーなどを提供する。広告代理店、大手生活雑貨チェーンの会社員だった栗本正道さんが起業した。「北九州市内のベトナム専門料理店は初」(栗本さん)。店名の「チャオ」はベトナム語の「こんにちは」の意味。
栗本さんは、会社員時代に「同級生のベトナム赴任がきっかけでベトナムに通うようになり、現地の人々の人間性やおいしい料理に触れた」といい、カフェ起業を思い立った。「ベトナムと言えば『生春巻き』のイメージだが、現地の人はあまり食べない。間違った文化が伝えられているのかもしれない。日本の味覚には合わせるが、なるべく現地の味をそのまま伝えたい」という。「フランス統治時代が長く続いたこともあり、ファッションや映画も良質なものがある。現地の雑誌を置いたり、映画の上映会を計画したりしている」とも。
主なメニューは「生春巻き」(420円)、「揚げ春巻き」(480円)、「鶏肉のフォー」「カレイのみそ煮」「牛肉とかいわれサラダ」(以上780円)、「ベトナムおこわ」(720円)など。ドリンクメニューは「ベトナムコーヒー」(540円)、「蓮茶」(ポット、620円)「花茶」(同、850円)のほか、「サイゴンビール」(640円)などのアルコールもそろえる。
営業時間は「アルバイトのチャンさんの都合」で15時~22時(土曜=11時~22時、日曜=11時~20時)。「人員の体制が整い次第、平日も11時から開けたい」という。火曜定休。