小倉のシネコン「T-JOY」(北九州市小倉北区室町1)で12月17日行われた映画「黒執事」試写会に、主演の水嶋ヒロさんらが登壇し舞台あいさつを行った。
試写会は北九州市制50周年記念で行われ、エキストラ出演した市民や一般公募で選ばれた250人が参加。水嶋さんは今年の4月~5月の約1カ月半、小倉に滞在して撮影に挑んだ。「チャチャタウンに行こうとしたが『大騒ぎになる』とマネジャーに止められた」など、滞在中のエピソードを明かした。
映画の原作は累計1,500万部以上発行された人気コミックで、映画化が決まった2011年5月、松橋プロデューサーは「セバスチャン役には水嶋ヒロさん以外ありえない」と、漫画本フルセットを送り、「一緒に台本を練るなど、口説き落とし作戦を始めた」という。水嶋さんは「アクションのため減量や筋力トレーニングを重ね、悪魔らしい振る舞いなど半年以上の時間を役作りに割いた」と振り返る。
劇中では、北九州市内の風景をVFX効果で「アジアのどこかの都市に変貌させ、『AIMビル』(浅野3)屋上シーンでは、背景の関門海峡はまるで香港のよう」といい、「毎日会館」(紺屋町)地下の印刷工場跡にセットを組み「近未来の雰囲気の中でクライマックスシーンを撮影した」と北九州ロケの見どころを、大谷監督が披露した。
映画は2014年1月18日全国公開。