北九州市小倉南区・小倉北区内を流れる紫川に架かる「中の橋」(通称=太陽の橋)上にあるモニュメント「宇宙七曜星の精」のリニューアル工事が2月10日、始まった。
モニュメントは「マカロニ人形」「ちくわ頭」などと呼ばれ市民から親しまれているが、正しくはパスタの「ペンネ・リガーテ」を模したもので、グラフィックデザイナーの故・福田繁雄さんがデザインした。「春分の日、秋分の日に見ると、穴を通じた太陽光がヒマワリの形に見える」という。
約23年前に橋が架け替えられたのを機に設置されて以来の初めての工事となり、7基あるアルミ製の像を全て撤去し、傷みが進んでいた表面を再塗装し3月末に再設置する予定。台座のタイルも汚れが目立ち、市建設局東部整備事務所によると、「磨き直して滑りにくい表面加工を施して再度貼る」という。
オンライン陣取りゲーム「イングレス」のポータルにもなっており、たまたま通りかかったという30代女性の「エージェント」は、「ハックしようとして通りかかり、像が撤去されているところを見て、『やばい』と思った。再度設置されると聞いて安心している」と話していた。