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北九州市成人式改め「二十歳の記念式典」 ど派手参加者も健在

ピンク色の衣装で揃えた若者たち

ピンク色の衣装で揃えた若者たち

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 「北九州市二十歳の記念式典」が1月8日、「北九州メディアドーム」(北九州市小倉北区三萩野3)で行われた。昨年の民法改定で、成人年齢が18歳に引き下げられたが対象年齢はこれまで通り20歳とした。

「おばあちゃん美容師に約2時間掛けてセットしてもらった」というリーゼント

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 2021年12月、福岡県内1例目のオミクロン株感染者が現れ、高齢者だけでなく若者にも重症化を懸念する声が広がった結果、前回2022年の開催では、式典会場に入場した約1400人と会場前広場に集まった1200人の参加合計2600人にとどまった。

 市子ども家庭局担当者は「昨年ほどではないが、感染拡大が全国的に危惧されており、(密を)警戒する声も多い」といい、式典会場の席数は2500席に絞った。2022年12月1日現在の対象者は9122人で、コロナ禍以前は毎年6000人~7000人が参加していた。例年、男性はダークスーツ、女性は豪華な振り袖をまとった若者が大半だが、「北九州市の風物詩」ともなったど派手な衣装の参加者も多く見受けられた。

 地元貸衣装大手の「雅(みやび)」(宇佐町1)代表の池田雅さんによると「コロナ禍でも若者は元気。(貸し出した衣装は)今年は『シブ派手』の傾向が強く、シンプルなデザインが多い」という。「店内で約200組の着付けを行い、混雑を避けるため発送した衣装は約800組」に登った。

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