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小倉のIT企業「寶結」、上場1カ月を報告 東京・福岡の両取引所に同時上場

福岡広大さん

福岡広大さん

 小倉のIT企業「寶結(ほうゆう)」の株式上場1カ月を記念した報告会が5月29日、インキュベーション施設「コンパス小倉」(北九州市小倉北区浅野3)で行われた。

上場の際に送られた記念の盾

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 同社は「人々の営みを、デザインする。」をビジョンに掲げ、2014(平成26)年12月に設立。公共・民間分野でのDX支援をはじめ、IT開発、インフラ構築から業務運営代行(BOP=ビジネスオペレーティングプロバイダー)まで情報サービス事業を包括的に展開する。売上高は10億円を超え、今年4月24日には東京証券取引所のプロ向け市場「TOKYO PRO Market」と福岡証券取引所のプロ向け市場「Fukuoka PRO Market」への同時上場を果たした。設立から約11年での上場となる。

 同社は創業当初より北九州にリソースを集中し、コンパス小倉の指定管理運営を8年にわたって担うなど、地域の起業家支援にも深く関わってきた。福岡証券取引所への上場についても、「地元起業家を応援するコンパス小倉を運営しながら、地域外の市場にのみ上場することへの矛盾を避けるという考え」(福岡広大社長)から実現したという。

 DXの推進に当たっては、システム導入後の運用まで社員が組織の内部に入り込み、業務を理解したうえで改善を提案する「伴走型」のスタイルを重視。行政分野でも実績を積み上げており、コロナ禍での給付金システム構築がその契機となった。今後の成長戦略としては、ファンクラブ事業会社の買収を通じて得た「推し活」領域のノウハウを活用し、小倉城など地域の歴史建造物や食品ブランドなどを対象にしたファンクラブ展開も視野に入れる。併せて、グロース市場など上位市場への移行も将来の選択肢に挙げる。

 福岡社長は「現状のBOPやSES(システムエンジニアリングサービス)業務は利益率が低いことが課題。資金を得たことで積極的にM&Aをするなど、投資を加速して利益を確保していく」と意気込む。

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