北九州市商工貿易会館(北九州市小倉北区古船場町)前庭で8月21日、「旦過まちなかBBQ(バーベキュー)」が行われた。主催は、同会館を管理する市産業経済局産業政策課。
遊休不動産の利活用を提案する「北九州リノベーションスクール」の一環。3月に行われた前スクールで発表された事例を元にした「まちなかの公共空間の有効利用」実証実験として企画した。
約400平方メートルの広場に大型テントを設営し、30台100席の焼き台や椅子、皿、箸、たれなどの調味料を用意。利用者は、隣接する旦過市場で魚介類や肉などの材料を調達し持ち込む。
市は「行政が持つ資産を市民に広く開放し有効活用していただくことが目的。『バーベキューは自然の中で楽しむもの』という既成概念を取っ払い、中心市街地の広場で市民がどのようにバーベキューを楽しんでいるのかを見極めたい」と話す。
参加した40代の団体職員は「海辺のバーベキューとまち中のビアガーデンのいいとこ取りをしたようなイメージ。市場で自分で選んだ食材を楽しめるのはうれしい」と話していた。
開催時間は10時~20時。利用料は一人500円。8月22日まで。市では2日間で300人の利用を見込む。