小倉の紫川河畔で9月10日、「リバーサイドコンサートin紫川」が開催される。会場は、勝山橋・水環境館・勝山公園大芝生広場横水上ステージの3カ所。主管はNPO法人「北九州リバーサイドミュージックBOX」。
同NPO理事長の谷口淑子さんが、オランダのアムステルダムの運河で行われていたコンサートを見て「衝撃を受け」着想、関係者に働きかけ実現にこぎ着けた。2005年から始まり、今回で8回目となる。
一般的に、音楽家にとって繊細な楽器を湿度の高い川の近くで演奏することは敬遠したいもの。谷口さんは開催にあたって、コンサート開催への思いを熱く訴え出演者の協力を得た。オープンエアでの演奏のため音響には工夫を凝らし、「コンサートホールに負けないレベルの音の提供ができた」という。
「クラシックは敷居が高いというイメージだが、アムステルダムのコンサートは大勢の観客が詰めかけ、船に揺られながら心から音楽を楽しんでいた。クラシックをもっと身近に感じてもらえれば」と谷口さん。「北九州の文化充実やにぎわいづくり、市内で活躍する音楽家の表現の場となるよう今後も努力する。市制50周年となる2年後には、オーケストラでの演奏も行いたい」とも。
開催時間は、勝山橋=11時~12時、水環境館=14時~15時、勝山公園大芝生広場横水上ステージ=17時~19時。問い合わせは同NPO(TEL 093-642-8818)まで。