フォルム三番街(北九州市小倉北区魚町3)で9月17日、地域型アートプロジェクトやアートツーリズムをテーマにしたトークイベント「街じゅうアート in 北九州2012-ART FOR SHARE プレトーク」が開催される。主催はNPO法人「創(そう)を考える会・北九州」。
「街じゅうアート in 北九州」は「アートをもっと身近に」をテーマに北九州市を舞台に2004年から始められた美術展。2007年からは、アーチストが地元の企業と共同でアートを制作し、まち中に巨大なアートをこつぜんと配置するなどし、「地域の人々や企業とアートをつなぐ」プロジェクトと開催してきた。
2012年の同プロジェクトのプレイベントとして位置付ける今回は、「地域の魅力を掘り起こしながら、市民と一緒にアートを創り上げていく」ことのきっかけづくりの場として企画された。当日は、「まちでアートをシェアするには」をテーマに、美術家の藤浩志さん(第1部)と宮本初音さん(第2部)を迎えた2部構成のトークイベントとなる。
藤さんは、「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」など、各地で対話と地域実験の場となるアート活動を実践してきた。宮本さんは、今春開業したJR博多シティの「九州アートゲート」ディレクター。別府「混浴温泉世界」(2009年)や「福岡プサンアートネットワークWATAGATA」(2010年)などにも参画してきた。
「全国的にアートが地域へもたらす効果・可能性が注目されつつある。藤さんや宮本さんの手掛けてきたプロジェクトや事例を聞きながら、文化の活性化や、まちづくりとアートとの関係性、北九州の将来像を話し合いたい」と事務局の吉武さん。
開催時間は、第1部=16時30分~、第2部=18時10分。参加費は共に1,000円(ワンドリンク付き)。