八幡の「北九州イノベーションギャラリー」(北九州市八幡東区東田2)で10月15日から、「メイキング・オブ・東京スカイツリー-ようこそ、天空の建設現場へ」が開催れされる。同日、実際に設計を担当した吉野繁さんが講演「634(むさし)を目指して」も行い、「600メートルを超えるタワー建設の課題や高層建築の魅力」について話す予定。
同展示は、東京スカイツリーが建てられていく模様を「江戸からTOKYOへ」「夢から『セッケイズ』へ」「設計図から『ホンモノへ』」「『今』から『未来』へ」と順を追って、建設現場を撮影した映像や設計図や模型、CGなどで紹介する。併せて、江戸時代の古地図や浮世絵に描かれた大工職人を紹介し、現代に受け継がれる日本独自のものづくりの歴史の紹介も行う。
工期わずか978日間という短期間で建設される東京スカイツリーは、2012年2月の竣工を目指して現在も工事が進んでいる。同展では実際に設計・施工を担当した建設会社のメンバーが展示内容や会場設計に参画し、建設現場の映像や資料提供も行った。
「北九州にいると東京スカイツリーのイメージは沸きにくいが、実際には皿倉山より高く、その立地は一辺70メートルの三角形の土地でしかない。それを想像すると、ものすごいものができつつあるというのが感じてもらえるのでは」と同ギャラリー広報担当の中山雅代さん。
開催時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。観覧料は、一般・高校生=500円、小中学生=100円。12月18日まで。