
北九州市役所本庁舎地下1階に9月8日、「北九州食堂」がオープンした。運営は一般社団法人「まちはチームだ」(京町2)。
かつて同じ場所に入居していた業者が昨年撤退したことに伴い、市役所職員だけでなく一般市民も利用できる食堂としてリニューアルした。店内は明るい木目調でまとめ、席数はカウンター席とテーブル席合わせて約250席を設ける。
地域コミュニティーづくりや市民活動の支援事業を手がける、「まちはチームだ」代表理事の岡秀樹さんは「食堂を市民と職員の交流の場にしたいとの思いから運営を決めた」と話す。現在、昼休み時間帯には職員と市民が同じテーブルで食事を楽しむ姿が見られる。
栄養バランスを意識し、地元の野菜や食材を積極的に取り入れているのが特徴というメニューは、「唐揚げ定食」(850円)、「チキン南蛮定食」(900円)、週替わり定食(770円)、チキンカレー(750円)、うどん・そば(各480円~)など。
同市役所で働く40代の男性職員は「以前の食堂が閉店して以来、昼食を外で済ませることが多かった。職場から近く、リーズナブルな価格でしっかり食べられるのはありがたい」と話す。「以前の社食然とした事務的な内装を一新して、明るくなったのもうれしい」とも。
岡さんは「小倉城に来る団体観光客のニーズにも応えたい。今後、他店とのコラボをするなどして特色を強く打ち出したい」と意気込む。
営業時間は11時~15時。土曜・日曜定休。