小倉城天守閣横にあるぬか漬け専門店「糠蔵」(小倉北区城内2)による「ぬか作り教室」が3月10日、リバーウォーク北九州デコシティ(室町1)のイリス北九州で開催される。
小倉城主・小笠原公が「おいしい上に体に良い」とぬか床を城下の人々に分け与えたのが、北九州小倉のぬか漬けの始まり。小笠原公のぬか床は現代に至るまで城下の各家庭に代々受け継がれてきた。それが「百年床」。
「伝統的な日本食は現在の健康ブームを受け見直されている。乳酸菌と酵母が息づくぬか漬けは、ビタミン類やミネラルが加わり生で野菜を食べるよりも何倍も栄養価が増す」(糠蔵店長の佐藤さん)
不定期に開かれ、参加希望者が多く毎回抽選になる同教室では、ぬかの手入れ方法や工夫の仕方などを詳しく伝授する。佐藤さんによれば、これまでに作ってみたが失敗した思われるぬか床も、そのほとんどが生き返るという。「参加者の中には、自宅のぬか床を持参して『ぬか診断』をしてもらう方もいるので、気になる方は見てもらうと安心なのでは」とも。
開催時間は11時~14時。受講料は1,000円で、定員は24人(抽選)。対象は18歳以上の男女。