北九州・戸畑の結婚式引き出物専門店「アールウェディング」(北九州市戸畑区浅生1、TEL 0120-98-7672)が3月8日、インターネットによる引き出物受注サービス「エンジェル宅配便」を始めた。
通常、披露宴会場で渡される引き出物を全て宅配便で送るもので、会場の席上には式を挙げる2人のメッセージと共に「後日宅配で引き出物を送る」趣旨のカードを置く。引き出物は、通常のカタログギフト、同社が「毎年の流行をもとにセレクトした」商品やメーカーとコラボしたオリジナルのほか、「自作のお菓子や、その土地固有のしきたりの物など、お客さまが持ち込みするものも入れることができる」という。
野口莉加社長は、キャビンアテンダント在職時に「機内アナウンスなど人前で話をすることが好きだったため」、退職後アナウンサー養成学校に入学し修業を積み婚礼司会者として開業した。その後、「引き出物業者から依頼されてお客さまに紹介すると成約率が7割を超えた」ことに着目して2002年に開業。「当初は毎月3~4件の受注しかなく苦労したが、ネットに注力して7年くらい前から経営が改善した」という。
その後、「披露宴から帰るときに持たされる大きな手提げ袋がじゃまと感じていた」ことを解決するサービスとして同サービスを思いついた。宅配用のパッケージにはこだわりを見せ、「新婦のウエディングドレスをイメージして、真っ白かピンクのダンボールで届ける」という。「披露宴会場での引き出物手配よりもコストダウンになるほか、ゲストごとに内容を分けるなど細かく対応できる」とも。