小倉南区の旧労災病院前に5月7日、「いちかわ製パン店」(北九州市小倉南区葛原高松1、TEL 093-475-1255)がオープンした。
毎日25~30種を並べる。「多い日は1日400個売れるときも」。
店主の市川さん夫婦は東京都内や各所のパン店で10年以上経験を積み、夫の堅太さんはパンの製造を、妻の結衣さんは経営や接客の修業。1年ほど前に同所の物件を見つけ、開業の準備に取り掛かった。店舗面積は約16平方メートル。「深夜2時に起床してパン作りに取りかかり、開店時になるべく多くのできたてのパンを並べる」という。
同店のパンの特徴は「イースト菌をできるだけ少なくし、生地を低温で長時間熟成させるため、小麦粉の香りが香ばしいのと、水分を多く含むのでずっしりとした重み」。国産小麦粉にこだわり「九州産と北海道産をパンの特性に合わせて」使い分けている。
パンは、「パン・オ・ショコラ」(180円)、「手作りあんのアンパン」「きび砂糖で作ったクリームパン」「メープルシュガーのメロンパン」「ゆずのチャパタ」(以上160円)、「バジル」「バターロール」(以上80円)、「マロングラッセ」(170円)、「バゲット」(200円)、「食パン」(360円)など、毎日25~30種を並べるという。
あくまでも「対面販売」にこだわる同店。「トレー式の販売ではなかなか伝わらない素材や味の情報を多面販売で丁寧に伝えることで、お客さまの商品の理解が深まり、コミュニケーションも取れる」と結衣さん。
営業時間は9時~売り切れまで。