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小倉でオノ・ヨーコさんワークショップ-「街じゅうアート」プレ企画で

参加した子どもたちは、共同して割れたカップなどをつなぎあわせた。

参加した子どもたちは、共同して割れたカップなどをつなぎあわせた。

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 小倉の西部ガス「ヒナタショウルーム」(北九州市小倉北区室町1)で8月9日、「世界をつなぎ合わせる-オノ・ヨーコ ワークショップ」が行われた。主催はNPO法人「創を考える会・北九州」(下到津1)。

広島市現代美術館学芸員・山下樹里さんが「メンド・ピース」のコンセプトを紹介。

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 今秋開催される「街じゅうアートin北九州2012-Art For Share」のプレイベントとして企画されたもので、愛と平和をテーマに活動を続けるオノ・ヨーコさんの作品「メンド・ピース」のコンセプトに基づくワークショップ。

 約40人の参加者がバラバラに割れたコーヒーカップや皿を「元通りの形に戻す」作業を楽しんだ。「震災や戦争で失われたものを完全に元通りの形に戻すことはできないが、それでも何度でも立ち上がり、よりよい社会を思い描く」(広島市現代美術館学芸員・山下樹里さん)という意味が込められているという。

 同日は米軍が小倉に原爆を落とす計画だったとされる日で、天候不順により急きょ長崎に投下された。「北九州市民としてこの日に思いをはせ、戦争の記憶を風化させないためにも、平和のありがたさに感謝の意を込めた」と同NPO事務局長の吉武さん。

 「街じゅうアートin北九州2012-Art For Share」は、小倉中心市街地で10月6日~11月4日に開催。期間中には「オノ・ヨーコワークショップ-ウィッシュ・ツリー」も予定する。

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