大正時代からの建物が今も数多く存在する門司港で「門司港レトロ大正浪漫100年祭」が開幕した。初日となった4月3日は11時からオープニングイベントが開催され、大正琴の演奏やバナナのたたき売り、大正ロマンジャズバンドなどを多くの人が楽しんだ。
今年2011年は大正元年からちょうど100年を迎える年。これを記念し、門司港レトロ地区では大正時代にまつわるイベントが多数開催される。大正時代に建造された建物や当時の様子の紹介のほか、5月からは1922(大正11)年に九州を訪れたアインシュタインゆかりの地を巡るワンコインバスツアーが開始。大正時代の雰囲気やレシピを参考とした復刻グルメ、当時の製造法を基に再現したサクラビールを地域限定で販売する。週末には大正衣装のレンタルサービスを利用して着物やドレスでの遊歩ができるなど、多くのイベントが企画されている。
「今年の門司港レトロは大正浪漫一色。建物や雰囲気だけでなく、パレードや人力車、着物など浪漫を感じられる復刻イベントがめじろ押し」と熱く語る門司港レトロ大正浪漫100年祭実行委員の松瀬さん。
大正浪漫100年祭は12月31日まで。5月には、鹿鳴館(ろくめいかん)ダンスなどを楽しめる「門司港レトロフェスタ」、日本三大みなと祭である「門司みなと祭」の開催が予定されている。