小倉・旦過市場内の「旦過カレーセンター」(北九州市小倉北区魚町4)が提供する「くじらコロッケカレー」が人気となっている。
同店は昨年5月、ウェブデザインやCM制作をする「フラットエフ」(田町)の池田和弘社長が、市民の台所として親しまれる旦過市場に「意外とイートインできる店が少ない」ことに着目して開業。以来、「新総裁就任記念カツカレー」や「オリジナルカツカレーソース」の開発などで話題になった。店舗面積は4.5坪、席数は6席。
「くじらコロッケカレー」(650円)は、同市場内のクジラ肉専門店「おかざき」とコラボして昨年11月出来上がったもの。「ワンコインで気軽にカレーを楽しめる店として開業したが、お客さまが一巡した。『マンネリ打破』のためにも新たな起爆剤を」と背景を話す。くじらコロッケは単品(250円)でテークアウトする客も多く「毎日10個以上販売している」という。
「クジラ肉を食べたことのない孫に買って帰りたいというシニア世代の利用が目立つ」と池田さん。「コロッケに使うクジラ肉の部位は厳選して歯応えを大事にした。かつては親しまれていたが今は希少なクジラ肉。懐かしいクジラ肉と素朴なカレーとの組み合わせが受けているのでは」と分析する。
他の主なメニューは「カツカレー」(500円)、「カツカレー大盛り」「ダブルカツカレー」(以上600円)、ダブルカツカレー大盛り」(700円)、「カツなしカレー」(400円)など。
営業時間は11時30分~15時。日曜定休。