小倉・魚町のレンタルスペース「うおまちのにわ 三木屋」(北九州市小倉北区魚町3、TEL 093-541-6661)が5月9日、カフェ営業を始めた。
「開業をきっかけにいろんな方々との出会いが増えた」と三木さん
店舗面積は約40坪、席数は26席。店主の三木雅晶さんが「10年以上空き家状態だったが、生家として愛着もある。壊してしまうのではなくリノベーションで再活用を」と、レンタルスペースへの改修を決めた。築約70年の日本家屋と、小さな庭が都心の喧騒(けんそう)の中にぽっかりと存在する独特な雰囲気がイベント主催者らに支持され、昨年11月の開業以来、落語や地酒試飲会、民族音楽コンサート、交流パーティーなどの会場として利用されてきた。「レンタルスペースとして貸し出すことで、人々の交流が生まれ、街の活性化にもつながる。自分自身いろいろな方々と出会えた」と振り返る三木さん。
カフェの営業は、「建物を見学したいというお客さまが相当数いるが、イベント開催時以外は開けていなかったので、その要望に応えられなかった。カフェとして営業することで、空き時間を埋める目的もある」と背景を話す。
主なメニューは、「ブレンドコーヒー」「オレンジジュース」「アップルジュース」(以上400円)、「カプチーノ」「アイスコーヒー」(以上450円)、「果物と野菜のスムージー」(500円)など。「サラダランチ」(1,000円)のほか、「トーストセット」(600円)「ケーキセット」(700円)などの軽食も提供する。
営業時間は11時~16時。火曜・水曜・日曜定休。