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小倉の日本茶専門店「つじり」、台湾のコンビニで抹茶カフェメニュー

台湾のファミリーマート2800店で提供を始めた

台湾のファミリーマート2800店で提供を始めた

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 小倉・魚町の老舗日本茶店「つじり」(北九州市小倉北区魚町3、TEL 093-521-3117)は5月1日から、台湾の合弁企業と共同で、現地のコンビニエンスストア「全家Family Mart」(約2800店)店頭で抹茶を使用した期間限定カフェメニューを提供している。

初日はマニュアルが浸透しておらず、「初めて提供する抹茶ラテの対応に店員も苦慮していた」という

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 コンビニ店頭でコーヒーを入れるサービスが日本国内でも普及し始めたが、「台湾でも同様に、コンビニ各社が競うように店頭のカフェメニューを拡充している」(営業本部長の辻史郎さん)という。提供するのは「辻利抹茶ラテ」(50ニュー台湾ドル、7月31日まで)、「辻利抹茶あずきサンデー」(36ニュー台湾ドル、5月28日まで)、「辻利抹茶プチシュークリーム」(35ニュー台湾ドル、同)の3アイテムで、「台湾の方は抹茶になじみが少なく、コンビニに置くメニューとしては初めて」という。

 使用する抹茶は全て日本から輸出するが、台湾では残留農薬物に対する基準が日本よりも厳しく、「国内でも総生産量の約2パーセントしか出荷されない『有機抹茶』を使用している」と辻さん。「現地消費者の味覚や嗜好(しこう)に合わせ、日本で味わう抹茶よりも少しマイルドなブレンドにしている」とも。

 「発売初日、特に強くPRしたわけではないが、完売する店が続出した」といい、約2週間が過ぎ、「当初見込みの数倍のペースで抹茶を出荷している」という。「今後、他国での展開も視野に入れた活動をして行きたい」と抱負を話す。

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