戸畑・渡し場のカレー専門店「キッチン禄屋(ろくや)」(北九州市戸畑区銀座2、TEL 093-883-1061)が4月、3周年を迎えた。
客の要望でレギュラーメニューとなった「ステーキカレー」(850円)
店舗面積は約25坪、席数は20席。牛肉、牛骨、鶏ガラと香味野菜のスープと、じっくり炒めた野菜ペースト、数種類のスパイスを組み合わせ「1週間かけて煮込む」オリジナルカレーという。
飲食店を経営する一家に育った店主の石野麻衣子さんが、「いずれ飲食業で起業を」と志していたときに、特徴あるカレー作りに長(た)けた調理師と出会ったことで開業した。店名は「『禄』は天から授かる食の恵みという意味がある。ここに集うお客さまに幸せな食事をしていただきたいという願いを込めた」という。
「友人の野菜屋から野菜を、実家の精肉店から肉を仕入れ、カレーに添えるにんにくチップは有名メーカーのラー油に使われているものを友人が卸してくれた」といい、「開店直後に調理師が辞めるというアクシデントもあったが、友人知人に支えられて3年が過ぎた」と振り返る。
主なメニューは、「ミナトの銀座カレー」(450円)、「チキンカツカレー」「フランクフルトカレー」「イカリングフライカレー」(以上600円)、「カツカレー」「メンチカツカレー」「ハンバーグカレー」(以上650円)。人気のメニューは「ステーキカレー」(850円)といい、「お客さまのアイデアで作ったメニューが人気を博している」と石野さん。ほかに、「カレーうどん」(ライス付き650円)、「かけうどん」(300円)、「肉うどん」(450円)なども来店客の要望で加えたメニュー。
営業時間は11時~15時。