NPO法人「創を考える会・北九州」(北九州市小倉北区下到津1)は9月7日、八幡の「高見神社」(八幡東区高見1)で「北九アート塾 石けんおむすびづくり」ワークショップを開催した。
「工業都市や環境都市として、さまざまな顔を持つ北九州市の地域資産を活用しながら、創造する喜びや親子で学び合う楽しさ」(同NPOの三満田巧さん)を提供することを目的に開催。当日は親子6組13人が参加し、無添加せっけんメーカー「シャボン玉石けん」(若松区二島)から提供された粉せっけんを米粒状にし、おむすびを作る要領で固め実物そっくりに完成させた。
当日は、「むすぶ」をテーマにした作品づくりに取り組む現代芸術家の武内貴子さんがワークショップを進行した。神社を会場としたことについて、「山への畏敬の念を込め、お米を山の形にし、神様にお供えしたといわれ、神社とおむすびは縁が深いもの」と武内さん。
同神社のご祭神のなかには「高御産巣日神(たかみむすびのかみ)と 神産巣日神(かみむすびのかみ)の2柱のむすびの神様が祀られている」と、ワークショップとの関係性を話す禰宜(ねぎ)の波多野光隆さん。「神様にお供えしお祓いしたせっけんで手を洗うことで身も心も清まると思う。こうしたワークショプを通じて、親子の絆も深く結ばれるのでは」と締めくくった。