小倉・新幹線口の酒販店「井手商店」(北九州市小倉北区浅野2)で9月18日、北九州芸術劇場(室街1)で公演中の「ダンスダイブ!2013」のパフォーマーたちが、酔客に混じって突然ダンスをする「フラッシュモブ」を行った。
スカートをたくしあげて熱狂したパフォーマンスを見せた北村成美(しげみ)さん
同店は、酒販店ながら角打ち(立ち飲み)スペースを設け、「ほぼ原価」でアルコールが楽しめる店として近隣のサラリーマンらに親しまれている。パフォーマーらは、直前まで一般客と同席し雑談を交わしながらタイミングを計り、大音量のBGMと共に突然ダンスを始めた。2時間の間、計4回のパフォーマンスを行い、繰り返される乾杯コール、男性同士のチークタイムや、最終的に客ら全員が連なって踊り出すという盛り上がりを見せた。
「ダンスというと敷居が高く感じる人もいるが、こうして北九州独自の文化である『角打ち』の現場でパフォーマンスすることで、初めての人でもダンスに親しみを持っていただければ」と同劇場の坂田雄平さん。
公演は9月29日まで。空き状況やチケット購入方法などはホームページで確認できる。