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小倉で「小倉城まつり」-102年ぶり発見された大太鼓披露

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 小倉城(北九州市小倉北区城内1)で10月19日・20日、「小倉城(しろ)まつり」が開催される。小倉城が再建された1959(昭和34)年に始められ、今年で55回目。

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 「少年剣道大会」「小笠原家古流茶会」「生け花展」など、市民らと共同で郷土芸能、伝統芸術などを披露する従来のイベントに加え、市政50周年に合わせ「太鼓フェスティバル」(20日)を開催する。

 小倉城天守閣1階に設置された「小倉城大太鼓」を広場に下ろし披露するとともに、「豊の国ゆふいん源流太鼓」(大分県)、「炎太鼓」(石川県)、「大津太鼓清流会」「人吉ねぶか太鼓」「チーム熊本」(以上熊本県)の5団体を招き、地元太鼓団体らと競演会を行う。ほかに「ふるさとうまいもの市」「紅白餅プレゼント」などを予定する。

 大太鼓は、1866(慶応2)年、小倉城炎上後行方不明になっていたものが、1968(昭和43)年に小倉南区の倉庫で102年ぶりに発見され、補修後小倉城へ返還された。「一説には、高杉晋作が持ち去り厳島神社(広島県二日市市)に奉納されたといわれ、この太鼓の真贋(しんがん)の見極めがつかなかったが、内部を精査した結果、小倉城のものであることが分かった」(城長の田中さん)という。

 「390キログラムもある大太鼓を外に出すだけでも一大イベント。この太鼓の存在を知ってもらい、小倉城に愛着を持ってほしい」と田中さん。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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