小倉・京町のコインパーキング「三井のリパーク」(北九州市小倉北区京町2)に12月6日、「だしの自動販売機」が設置され駐車場利用者や通行人がフェイスブックやツイッターで話題にしている。
二反田醤油(広島県江田島市)が製造する「長崎県平戸産のあご(とびうお)と昆布で抽出した」(同社ホームページ)「だし道楽 焼きあご入り」(650円)と「だし道楽 昆布入り」(450円)の2種類をペットボトル(500ミリリットル)に詰め販売。これまで岡山県や広島県内を中心に同系列のコインパーキンで設置が進められてきたが九州では初。「広島県内の最も売れている自販機では1日に200本売れている」(岡山経済新聞)という。
三井不動産リアルティ九州(福岡市中央区)広報担当の新井敏博さんは「九州産のあごだしは北部九州ではなじみ深い。話題性もあり、オーナーに提案したところ快諾いただいた」と設置の経緯を話す。「小倉でも最も人通りの多いエリアにあり、飲食店も多く並ぶ。パーキング利用者も多く、今後の売れ行きに期待している」とも。
自販機前で居合わせた近所の会社に勤めるOLは「会社で話題になっている。買おうかどうか悩み中」と話した。購入し朝食のみそ汁に利用した小倉経済新聞大谷編集長によると、「顆粒(かりゅう)のだしよりも魚の香りが強い」という。