民間インキュベート施設「メルカート三番街」(北九州市小倉北区魚町3)に6月1日、「昭和」がテーマのカフェ「水玉食堂」がオープンした。子どものころに慣れ親しんだ水玉模様の食器に強い思い入れのある元看護師の石川さんと、元財団職員の大庭さんが開いた。
店舗面積は約15坪で、席数は18席。店内には、昔懐かしいチューリップ型の照明、花柄模様の炊飯器や熊をかたどったかき氷器などが並べられ、昭和をイメージさせる内装に。「水玉の食器は製造過程がとても面倒な割に低価格で売られていた。この食器を中心にイメージを広げて食堂を作りたかった」と石川さん。「水玉の食器類は1年かけて収集した」という。
自ら無農薬で野菜を栽培し、食材としても提供する。メニューは「おひるごはん」(日替わり、650円~850円)、自家製ケーキなど。
水玉食堂が入居する「メルカート三番街」は、中屋興産が開発した民間インキュベート施設。同店のほか、フラワーデザイナー、エスプレッソカフェ、照明デザイナー、建築家、グラフィックデザイナー、セミオーダー服飾雑貨店、ギャラリーショップ、手作りおもちゃセレクトショップなどが同日開店した。
営業時間は11時30分~22時。