小倉・魚町の中華居酒屋「成龍宴酒場(ジャッキーバンケット)」(北九州市小倉北区魚町3、TEL 093-967-3677)が1月、期間限定でカニ料理専門店へ業態転換した。運営はイタリアンレストランやカフェを手掛ける「ミラボー」(魚町2)。
「香港映画に出てくるようなにぎやかな居酒屋をイメージした」(オーナーの吉田泰士さん)という同店の面積は約40坪、席数は50席。都会でカキ小屋が相次いでオープンしている現象に気付いた吉田さんが、「魚町にもカキ小屋はできたがカニ小屋はない」と以前からカニ料理に携わっていた芦刈大介さんを店長として迎え入れ開いたもの。
吉田さんは「カニ料理は高級だと思われがちだが、原価率を引き上げて、ぎりぎりのところで営業している。他店と比較してもリーズナブル」と胸を張る。客単価は約3,500円。吉田さんによると「街なかでのカニ小屋営業は九州初」という。
主なメニューは、ズワイガニ(半身、焼きまたはせいろ蒸し、980円~)、タラバガニ(同、同、1,800円~)、ズワイガニの造り(980円)、カニ鍋(980円~)、カニしゃぶ(1,500円~)などのカニ単品メニューのほか、「かにとアボカドのタルタル」(480円)、「ズワイガニの天ぷら」(250円)、「ソフトシェルの香味ソース」「カニレタスチャーハン」(以上680円)などの一品メニューもそろえた。
営業時間は16時~23時。カニ料理提供は3月末まで。