八幡・槻田のアイスクリーム専門店「雪文」が2月1日、営業時間を変更し午前中の購入商品を割り引く「朝割」を始めた。
営業時間は開店と閉店をそれぞれ1時間前倒しして、9時~20時となるほか、午前中の購入客を対象に商品代金の15パーセントを割引する。
店主の池田興平さんによると、時間変更の理由は「独身の女性社員が加わり、将来家庭を持った時に夜遅くなる仕事では続けられなくなる。社員の働きやすさを考慮した結果」という。
池田さんは、自生している四つ葉のクローバーをアイスクリームで買い取るなど、独特な販促プロモーションをすることで知られている。
「薄利多売の商売で、心が折れそうになる時もあるが、売り手と買い手が逆転することで経済活動をコントロールすることができる。何よりお客さまがクローバーを探しまわる楽しい時間をアイスクリームで買い取るという物語性がある」と話す。営業時間変更は、単純な経済活動を求めるのではなく、労働環境にも配慮した池田さんらしい発想だ。
主な商品はアイスクリーム(90ミリリットル=324円~、529ミリリットル=1,292円~)、ソフトクリーム(210円~)、「バレンタイン限定アイスケーキ」(1,538円)、「ミニカップケーキ」(2個セット、861円)など。
2月14日までは「バレンタイン限定」として30パーセントを割引く。「朝割」の適用は12時まで。