小倉・馬借(ばしゃく)のスペインバル「きれんじ家」(北九州市小倉北区馬借1、TEL 093-521-8860)が2月1日、店名を「BUTABAR きれんじ家」と改め、豚肉に特化したメニューに一新した。
店舗面積は約25坪、席数は46席。2012年8月のオープン以来、カレーを中心としたランチと、夜は「タパス(スペイン風小皿料理)」を提供するバーとの「二毛作」営業を行ってきたが、「周辺は、ランチ提供店や夜の居酒屋など激戦区で、差別化のため」(店主の末永聡史さん)リニューアルした。テーブル席はソファを配置し、「長時間くつろいでいただける」工夫も施した。
数年来、都内を中心に肉料理提供店がブームとなり地方にも波及し、近隣では「肉食燻製酒場ブッチャー」(魚町3)や「ビーフマン」(魚町2)が昨年立て続けにオープンした。「肉提供店でも、ほとんどは牛肉を中心としたメニューばかり。『糸島豚』の飼育の様子を見て、お客さまにおいしく提供できると確信した」と、豚肉に特化したメニューの構想を練った。
主なメニューは、「最高級のイベリコ豚を使った『イベリコベジョータ鉄板ランチ』」(1,280円)、「煮込みハンバーグランチ」「日替わりランチ」(以上850円)、「カツカレー」(大=880円、中=760円)などのランチのほか、夜は、豚肉の盛り合わせ「ぶたまみれ」(600グラム=1,680円、1200グラム=3,360円)、「豚バラ肉とキムチのプランチャ」(780円)、「俺の、俺達のスペアリブ」(380円)などを提供する。
「今後、月替わりで各地のブランド豚を提供していく」と末永さん。リニューアルから約2週間、「特徴を出したことで来店客も増え、この業態に手応えを感じている」という。
営業時間は11時30分~15時、18時~24時。日曜定休。