小倉駅新幹線口の「あるあるYY劇場」(北九州市小倉北区浅野2)で2月22日、市民や学生、よしもと芸人と地元アイドルが出演した「あなたと創る吉本興業-小倉吉本コメディー」が上演された。
「魚町商店街にあるラーメン店『YY軒』に集まる客や住民、借金取り、大金持ち、学生らが巻き起こすコメディー」で「レモンティー」や「小倉タケノコ☆ボーイズ」らの芸人、「パジャマファーム√13」に混じって、学生や大学教授、一般市民、小倉北区長が出演した。20人の出演者中半数が素人という約1時間の舞台、時々セリフに詰まるシーンもあり、芸人らによる素早いフォローで会場の笑いをとっていた。
「まちの魅力を凝縮したお笑いステージを創作することで、市民の地元愛醸成や市内外へ小倉の魅力を発信すること」を目的に、まちづくり団体「We Love小倉協議会」(事務局=紺屋町)と同劇場が共同主催したもの。「九州にはここだけの『吉本常設劇場』ということを強くアピールして、周辺の活性化を促したい」と、ラーメン店の客役で出演した横矢順二小倉北区長。
4日間、10時間以上の練習をして本番に挑んだ各出演者たち。「初めてこうして舞台に立ち、セリフも一部飛ばしてしまったが、芸人さんのアドリブに助けられた」と大学教授役として出演した北九州市立大学教授の真鍋和博さん。「1回だけで終わらせるのではなく、もっと他の市民を巻き込んで、2回、3回と続けていきたい」と期待を寄せる。