小倉経済新聞「北九州の10大ニュース」 1位はやっぱり「ヤンキー文化の象徴」

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 小倉経済新聞の2015年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、毎年話題になる北九州の成人式での「ど派手」衣装の新成人を伝える記事だった。

「気温11度の寒さにも負けず」肩を出したスタイル

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 会場の「メディアドーム」(小倉北区三萩野3)に隣接する芝生広場が衣装をお披露目する格好の舞台となっており、多くが中学校の同窓生単位でまとまる。「衣装代に100万円以上」かけたというグループが多数で、なかには「200万円以上」という花魁風の肩を出したスタイルの女性も。

 記事は、ネットを中心に話題が拡散され「子どもっぽい」「(同郷として)恥ずかしい」などといった否定的な意見がある反面、「北九州らしいヤンキー文化の象徴」「大人へのスイッチを入れる最後の機会」など一定の理解を示す意見も見られた。

 ランキングは今年1月1日から12月25日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)

(1)北九州市の「ど派手」成人式、「花魁風に歌舞伎役者風」続々(1月11日)
(2)マクドナルド小倉魚町店、来年1月閉店へ 37年の歴史に幕(12月25日)
(3)小倉で「図書館戦争」続編ロケ-岡田准一さん、榮倉奈々さん見物に数百人(1月7日)
(4)小倉の「うまい棒2万本」スナック 新サービス「月額540円」ランチ(9月28日)
(5)小倉で「十日ゑびす祭り」-芸者ら21人が「商売繁盛願い」練り歩き(1月10日)

(6)北九州のすし店「マグロ乗っけ放題丼」、おかわり自由で話題に(4月6日)
(7)北九州で大規模ファッションイベント開催へ 「東京ガールズコレクション」とコラボ(5月21日)
(8)小倉ロケのトヨタ・ネットCM「G’s Baseball Party」、クロマティさんもカメオ出演(3月30日)
(9)八幡にチョコレート専門店「カカポン」、一時休業も昨年12月に再開(2月25日)
(10)北九州「ミス・キャンパス」初代ナンバーワンが決定 グランプリは歯科大学生(12月12日)

 2位は、年末ぎりぎりに入ってきた話題で「マクドナルド小倉魚町店」の閉店を知らせる記事。マクドナルドチェーン全体の販売不振は全国ニュースでよく取り上げられていたが、37年の歴史がある地元の象徴的な店舗の閉鎖に、ネット上では「ここが不採算店なら一体どこが儲かっているのか」とマクドナルド全体を危ぶむ声や、「ここで勉強した」「同人誌仲間とのミーティング場所」など、青春の一コマを思い出しながら閉店を惜しむ声が多数見られた。

 4位に入った「うまい棒スナック」は、5月にオープンした、壁一面2万本のうまい棒食べ放題が特徴的なシステムのスナックで、ランチ営業として「月額540円でカレー食べ放題」の会員制を取り入れたことが大きな話題となった。店主の大山圭太さんの本業はIT企業経営で、「そこだけ見れば赤字だが、話題になり夜の集客につながる大きな効果がある。通常の飲食店の発想ではできない大胆なアイデア」を発揮させている。

 11位以下には、門司港・老松公園そばのカフェ「チェカ」(12位)、中華そば専門店「光軒」(14位)、フルーツパフェ専門店「モーン」2号店(15位)、鉄板焼き「ピアチェーレ」(17位)、「辻利茶舗」スイーツメニュー拡充(18位)、小倉の老舗ラーメン店「来々軒」 50余年の営業に幕も1週間後再開(19位)など、飲食店の情勢を伝えるニュースも目立った。

 ほかに、「小倉城の3次元データ、桐島ローランドさんが無料公開」が11位にランクイン。日経トレンディが「2016年はVR(バーチャルリアリティー)元年」と予測し、ゲーム業界IT業界の関心の高さが伺えた。

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